以前「うちのサイトはスマホ対応してますよ」と言われてサイトを見てみると確かにスマートフォンでみる事が出来るが、完全にガラケーサイトのままだったという事がありました。
これは、相手が嘘をついているわけではなく、本当に「スマホ対応サイト」と信じている為、と印象を受けました。
スマートフォンで見れる=スマホ対応サイトでは無い事を今回お伝えします。
ガラケーのサイトを覚えてますか?
スマートフォンが誕生する前はみんなガラケーでした。ガラケーという言葉も実際はスマートフォンが出てきて生まれた言葉で、業界ではフューチャーフォンとも呼ばれています。
その時代のサイトは必ず上から順番にカチカチとボタンを押しながらスクロールをする為に非常に簡素な造りでした。
勿論、画像サイズも限られていたり、パケット通信を極力発生させないように画像や情報を絞っていたのです。
その為、今ガラケー時代のサイトを見ると内容もスッカスカで見る人からしても物足りずに離脱の原因となってしまうでしょう。
グーグルも評価してくれないサイトに!?
このような状態ではグーグルからも正当な評価をしてもらえずに、SEO的にも不利になってしまう事は目に見えています。
実際にグーグルは昨年末にモバイルファーストを発表しており今後のSEOの対象となるのはPCサイトでは無く、スマホサイトになるのです。
(PCサイトのみ保有の場合はPCサイトが対象)
モバイル ファースト インデックスに向けて
そうすると、一応はスマートフォンで閲覧できるサイトがグーグルの評価対象となってしまい、せっかくPCサイトでは情報満載なのにガラケーサイトが足を引っ張る可能性があります。
中途半端なスマートフォン対応は改善すべきであり、内容の充実を行うべきでしょう。
グーグルに評価してもらえないのは勿論、スマートフォンで検索している方にも有益な情報を伝える事が出来ずにマイナスイメージを持たれる可能性もあるという事です。
スマホからのアクセスは7割~8割
ECサイトであったり、何らかのサービスをネット上で展開している企業に話を聞くと大体7割~8割がスマートフォンからのアクセスであるとのお話を受けます。
今やガラケーのラインナップは少なくなり、安く買えるのはスマートフォンという時代に突入しているのです。
その為、スマートフォンに興味がなかった人も、半ば強制的にスマートフォン化されインターネットを扱う方々が増えていると言えます。
簡単に情報を検索できる為に、PCを持っていても開くのが面倒なのでスマートフォンで情報検索を済ませる事も多いのはないでしょうか。
中小企業もスマートフォンに対応すべき理由
まずスマートフォン対応によってグーグルのモバイルファーストの枠に入る事が出来、SEOの恩恵を受ける事が可能になります。
他にも、スマートフォンで検索した型に見えやすい文字サイズでしっかりと情報を伝える事が出来ます。
一部のサイトではPCサイトしか持たない場合はスマートフォンで来訪した人の直帰率が10%~15%増えてしまうというデータもあります。
CtoCではもちろんスマホ対応は急務と言えますがBtoBでは如何でしょうか?
CtoCビジネスに比べるとまで、必要性は無いと言えますがSEO的な部分であったり、スマートフォンで情報を調べられた時に対応しているか、いないかで受け取られるイメージであったり、問い合わせが来る率なども変化するのではないでしょうか。
ガラケーサイトとスマホサイトの見分け方
もし自社のサイトがガラケーサイトなのかスマホサイトなのかわからない場合はガラケーで開いてみるといいでしょう。
もしガラケーでちょうどいい具合にスマホで見れるサイトと同じものが見えた場合はがらけーサイトである確率が高いです。
反対にデザイン、文字情報などが変化した場合はスマホサイトと言えるでしょう。
他社のスマートフォンサイトと見比べるとだいたいわかるはずです。
中には基本情報を1ページのみに記載し、内部リンクなど一切ないガラケーサイトなどもありましたが、そんな中でも「スマホ対応している」という言葉をおっしゃる方が多いのも実情です。
まとめ
情報が少ないガラケーサイトのみをお持ちの場合は急いでコンテンツの充実を行う事をおすすめします。
もしくは、新規でスマートフォン用サイトの構築を検討されてみても良いかもしれません。
案外、自社のサイトがどうなっているか細かい部分まで把握してない方が多いのでチェックしてみては如何でしょうか。