オウンドメディアを持つ場合、二つの選択肢があります。一つは自社で運営する場合。もう一つは専門の業者に委託する場合。
どちらもメリットであったりデメリットがあるため、それぞれ内容を紹介します。
1.ノウハウが溜まる自社運営
自分たちのオウンドメディアだからこそ、自分たちで作り上げたい、と思われる方々も多いと思います。
その場合はオウンドメディアを作るシステムなどを用意して、あとは自分たちで記事などを書く事で運営する事が出来るのです。
メリット
大きなメリットとしては自社内に経験やノウハウが蓄積されるというものです。
そういった経験の積み重ねにより良い記事を作る事が出来るのです。
アクセスを集めた記事であったり、逆にアクセスが集まらない記事などを分析する事で人々が求めているニーズなどもオウンドメディアを通じて把握する事が出来ます。
オウンドメディアは自分たちが情報を発信するツールでもありますが、それを見ている人たちの行動などもアクセス解析を用いる事で読み取ることが出来るのです。
また、社内で発信したい情報なども社内で運営する事でスグに記事を作って発信する事が出来るのもメリットです。
デメリット
デメリットとしては人員が必要な事と、記事を書くための経験を身に着ける時間が必要であるという事です。
もし、現在の仕事でかつかつな状態でオウンドメディアの運営も任される事になると個人に対する負担は大きなものになるでしょう。
記事の内容にもよりますが、大体一つの記事を作るのに3時間前後の時間を要する場合もあるので、それだけの時間を通常業務の中で確保する事は簡単な事ではないでしょう。
社内を上げてオウンドメディアを作っていくという方針が定まれば、まずその時間、担当人員などをしっかり決めて運営される事をおすすめします。
もしオウンドメディア作成の為に毎日残業が発生していれば書く人のモチベーションも下がり、記事の内容も良い物が生まれにくいと考えられます。
オウンドメディアは積極的に情報を発信し、多くの人々を惹きつけるメディアなのです。だからこそ、しっかりとした体制で価値のある記事を生み出すべきでしょう。
2.最短スタートの運営委託
オウンドメディアの運営委託とは記事の作成、配信であったりシステムの構築などトータル的に行ってくれるサービスになります。
自社で人員をさけなかったり、運営に対して不安のある場合などは運営委託を選ばれる場合があるようです。
現在、オウンドメディアの運営委託を請け負っている会社は複数あるので各会社の条件などを確認しながら選ばれるといいでしょう。
メリット
委託する事で、内部では気づかなかった価値のある情報などを発見してもらえたり、運営に精通している為に的確な記事を作成してもらえる事が見込めます。
また、自社で行う場合は人員の確保、経験を積む期間などが必要ですが、そういったものも委託を行う事で最短にて構築を行う事が出来るのです。
現在、人員や業務量がカツカツの場合は運営委託も選択肢の中の一つに入ると思われます。
他にもオウンドメディアの運営を軌道が乗るまで委託し、その中で記事の内容であったり、文章の書き方などを勉強する事が出来ます。
その後、自社運営に切り替える事でスムーズな離陸飛行が出来るのではないでしょうか。
デメリット
デメリットとしては運営委託になるので費用が発生してしまうものになります。
勿論、一か月間での記事数などで金額は変わってきますがコスト面で悩まれる方も多いのではないでしょうか。
また、細かな対応なども委託している部分、遅れてしまう場合もあります。
自社内であればすぐに記事の修正などを行う事が出来るのですが、委託の場合は担当者に連絡し、それから委託会社内での修正となる為、時間を要してしまいます。
他にも委託の場合は記事を実際に書く事が出来ないので、経験を積むことを考えると担当者が積極的に委託会社とコミュニケーションをとならければ習得する事が難しいと言えるでしょう。
勿論、今後一生自社で運営を行わないと決めている場合でも、委託先とのコミュニケーションは良い記事を作る為にも必要であると言えます。
まとめ
自社運営と運営委託の二つがありますが、自社のリソースを考えながら一番スムーズに運営できる方法を選択される事が良いでしょう。
現在は、オウンドメディアを構築するための情報などもインターネットや本で紹介されているので、試行錯誤しながら自分たちで勉強する事も良いでしょう。
他にも、既にオウンドメディアを構築されている企業などが多数あるのでヒントを得ながらメディア構築を行う事も出来るのです。