「オウンドメディアって儲かる?」という疑問を持たれている方もいらっしゃるかと思います。これに対する答えはオウンドメディアを「どの立場で持たれているか」で変わってきます。
1.自分にとってのオウンドメディアとは
オウンドメディアは「自分の情報サイト」となりますので、例えば広告収益を目的に作る場合もあるという事です。
この場合、発信する情報は多くのユーザーが求める情報などを発信する事で、メディア内に広告を張る事で広告収益を得る事が出来るものなのです。
ただ、現在のオウンドメディアという文言は「企業が情報を発信するサイト」という意味合いが強くなっています。
最終目標としてはオウンドメディアからの顧客化を考えられている所が多いと思いますが、それは「稼げる」と意味が変わってくるのです。
オウンドメディア運営にて「顧客とのつながり、問合せ、求人、ブランディング」など様々な利を得る事が可能になると言えます。
運営がうまく回れば非常に大きなメリットを享受する事が出来るのもオウンドメディアの特徴です。
2.広告を使ってオウンドメディアで稼ぐ
企業もマネタイズの一環として広告掲載を行っている場合もあります。。
広告を載せる事により、先程のメリット+広告収入を得る事が可能になります。
では、どうやって広告収入を得るのかを紹介したいと思います。
2-1.枠売りで販売する
オウンドメディアの空いているスペースを一ヶ月●●円などで売り出す事が出来ます。たまに市役所のホームページなどでも広告枠を販売している所があります。
この場合はまず自社のオウンドメディアのアクセス数などを公開する必要があります。いくら安くてもアクセスの無い広告枠は誰も欲しがりません。
逆にアクセスの多い広告枠の場合は買い手が見つかるでしょう。
2-2.広告ネットワークを利用する
簡単にスタート出来るのが広告ネットワークを利用する方法です。一番有名なのはグーグルが提供するアドセンスを利用する事です。
このアドセンスについては、サイトを誰かが見て、そこにあるグーグルの広告をクリックされると収益が発生する仕組みとなっています。
その為、沢山の人がサイトを訪れ沢山のクリックが発生すると多くの広告費を得る事が可能になります。
2-3.タイアップ広告
サイトの閲覧数が増えてくると、今度は他社が広告を出したいと言ってきます。
しかも、通常のバナー広告ではなくタイアップを申し込まれる事があるでしょう。
このタイアップはいつもは情報を記事で書いていますが、その記事全体を一つの企業を紹介する為に使いたいとの申し出が入るのです。
この形態の広告は通常のバナー広告、クリック広告に比べても単価が高いのが特徴です。
タイアップ例としては下記のようなものが挙げられます。
朝10分あれば!和食をラクに作れる前日ストックアイデア | 北欧、暮らしの道具店
こちらは雑貨などを扱う「北欧の暮らし」が運営するオウンドメディアです。この中でジップロックがタイアップ広告として出ています。
見た感じも広告という雰囲気は無く、メディアの一部として自然な形で溶け込んでいます。
こういった内容であれば閲覧者も面白く記事を読んでもらえる為、双方向にとって大きなメリットを生み出します。
3.広告配信のデメリット
上の方では広告出稿の仕組みなどを説明しましたが、広告をオウンドメディアに出す事で出てくるデメリットも存在します。
このデメリットをしっかり知る事で広告収益を得る(マネタイズ)を成功させる事になります。
3-1.同業種の広告が出てお客さんを取られる
広告ネットワークの場合は、自動的に様々な広告が配信されるので、その中に同業種の広告が表示される場合があります。
その場合、顧客獲得としてオウンドメディアを運営している立場からすると大きなデメリットとなります。せっかく顧客になりそうなユーザーが訪れても、同業種の広告が表示されそちらで顧客になってしまわれたら本末転倒です。
3-2.イメージを壊す広告が表示される
こちらも広告ネットワークを掲載した時に起こり得る事柄です。オウンドメディアは企業の顔の一つであると言えます。そんな中に企業のイメージを壊すような広告などが表示されると、サイトに訪れているユーザーからのイメージが悪くなってしまうでしょう。
4.タイアップ広告はさらなるファンを囲い込むチャンス
自社のオウンドメディアを収益化出来るのも広告を使うメリットとも言えますが、デメリットも一緒に考える事でバランスの取れた運営を心がけるべきです。
ただ、タイアップ広告などで違った業種とタイアップについてはメディアの幅も広がるので検討の余地はあるかと思われます。
タイアップを申し込んでくる企業は自社がターゲットとするユーザー属性と似ている業種が出稿したいと言われる場合が多いのです。
例えば赤ちゃん用品を扱っている企業のオウンドメディアに対しては、赤ちゃんが居る家庭がサイトに来ているので保険関係の広告主などが興味を持つはずです。
他にも、建築係のメディアには新築、リフォームを考えているユーザーが多いと考えられる為、家具などの広告主が興味を持つかもしれません。
まとめ
オウンドメディアの活用方法はパワーを持った自社メディアと言えるので、100%自社の為や、マネタイズとしても活用方法は無限にあると言えるでしょう。
既に多くのオウンドメディアが立ち上がっているので、実例を見ながら自社の進むべき方向性なども検討されてみては如何でしょうか。