オウンドメディアの作り方についてご紹介します。コストを抑えた方法で構築できる方法から、自由なデザインなどで作りこむ方法などご自身の予算、目的に合った方法を選択し構築する事が出来ます。
既存ホームページの活用
現在、保有しているホームページを活用したオウンドメディア化を行えます。この方法の良いところは既にブログ機能などが搭載してあればコストをかけずにスタートする事が出来ます。
また、他にも用意するものなどは無いので面倒な準備を省き最短でスタートできるのも特徴です。ただブログ機能が無ければ開発が必要になり、ゼロから作成するよりも費用が高くなる場合もあります。
自社サイト内でのメディア化という事で記事の幅を制限される(イメージ、商品比較など)場合があります。中には自社製品を売り込むだけのメディアとなってしまい、メディアとしての幅を持たせずらい場合もあります。
●メリット
ブログ機能があれば費用が要らない
最短スタート可能
●デメリット
ブログ機能が無ければ開発により費用が発生する
記事、デザインの幅が狭まる
ブログの活用
各社が提供しているブログサービスを使ってオウンドメディアを作る事も可能です。例えば、アメーバブログ、はてなブログ、ライブドアブログなど様々なブログサービスが提供されています。
この方法は昔から行われており、使いやすいサービスを選び自社の情報などを中心に提供している所があります。こちらも費用をかけずにスタートも出来ますし、既存のメディアを使う事でアクセスが集まりやすいメリットもあります。
ただ、通常のブログであれば「広告」が配信されてしまうデメリットがあったり、記事の内容の制限、デザインの固定など自由度が無いデメリットもあります。
他にも、閲覧者からして通常のブログサイトを使ってのオウンドメディアは、専門のオウンドメディアに比べてデザインであったり、ユーザビリティー面において劣った見方をされる場合があります。
●メリット
最短スタート可能
メンテナンス、更新も楽
アクセスも集まりやすい
●デメリット
ブログ会社のルールに従わなくてはいけない
無料プランだと広告が配信されてしまう
CMSを利用
CMCを利用する方法です。CMSとはコンテンツマネージメントシステムの略で、簡単にウェブサービスをレゴのような感覚で構築出来ますよ、というものになります。
従来であればホームページなどを作成する場合はタグと呼ばれる英単語のようなものをひたすら打ち込まなければいけませんでした。しかしCMSの誕生により専門的な知識の無い方でも簡単にウェブサービスを構築出来るようになったのです。
有名なCMSとしてWordPress(ワードプレス)、Movable Type(ムーバルタイプ)、XOOPS Cube(ズープスキューブ)、Concrete5(コンクリートファイブ)など多様なCMSが存在します。
どれも専門的な知識がなくとも簡単にウェブサービスを作れる言わば、ウェブサービスキットのようなものです。このCMSを利用したホームページ、オウンドメディアなども多数存在します。
ただ、まったくパソコンを触ったことが無い人が利用できるかと言われると、多少の勉強は必要となります。また自社で運用を行う場合はサーバー、ドメインなどを揃える必要など導入までに手間がかかるデメリットもあります。
●メリット
デザイン、記事の内容など自由
SEO的にもプラス評価を得やすい
●デメリット
サーバー、ドメインなどを用意する必要がある
ある程度の知識がないと運用が出来ない
オウンドメディア向けサービス
最近ではオウンドメディア専門のサービスを提供する会社も増えてきました。このサービスを利用する事で、メディアとしての見やすさや表現の幅が広がると言われています。
挙げられるサービスとしては、はてなブログMedia、Ameba Ownd(アメーバオウンド)、CREAM(クリーム)などのサービスがスタートしています。
先程挙げたCMSとの違いは、方向性が既に固まっている為にさらに簡単にオウンドメディアをスタートする事が出来るというものです。
ただ、サービスによっては費用が発生するものもありますが、その分担当者がついて手取り足取り教えてくれるので、すぐ始めたいけど心配…という方にはおすすめでしょう。
●メリット
一般的なCMSより簡単スタート
機能がオウンドメディア用に絞られて、わかりやすい
●デメリット
費用が発生する場合がある
カスタマイズに制限がある
まとめ
それぞれ、メリットやデメリットがあるので自社に合った方法を選ばれてみては如何でしょうか。ただ、オウンドメディアで一番重要な事は構築もそうですが「運用」の部分が一番のキーポイントとなります。
せっかく最先端な機能を持つオウンドメディアを作ったとしても発信する情報が魅力的でなければ、人は集まってこないでしょう。ただ、逆に高機能でなくとも発信する情報が魅力的であれば多くの人を引き寄せる事が出来ると考えられます。
発信する情報とシステムのバランスを考えながら運用される事をお勧めします。